シンガポール経理マンです。
私は現在シンガポールに滞在しておりますが、最初からシンガポールリートに投資していたわけではありません。
その理由としては「シンガポールリートに関する知識」が全くなかったためです。
リートとは何か、日本にいたときもリートという名は耳にしていましたが、なかなか投資対象としては見ることがありませんでした。仕事でシンガポールに赴任してきた当初もまずはシンガポール株銘柄を物色、その後米国株銘柄を物色してきた過程で試行錯誤しながら最終的にたどり着いたのがシンガポールリートでした。
リートとは英語表記でREIT(Real Estate Investment Trust)の頭文字をとったものですが、簡単に言うと投資家から集めた資金で不動産を保有し、そこから得られる利益を株主に還元するという種類の金融証券です。
一般に不動産投資と聞くと大家さんのイメージが強いですが、リートの場合は不動産自体を直接保有する訳ではなく、リートという金融証券を介して間接的に保有することになります。
リートのメリットとしては
①不動産賃貸がメインの為景気があったした場合にも安定的な収益が期待できます。例えばリーマンショックの際にその時住んでいた家の家賃が大幅に下がったという人はほとんどいないのではないことを考えればなんとなく安定してそうだなと思えるかと思います。
➁複数の不動産を間接的に保有することになるためリスク分散に繋がります。シンガポール市場に上場しているリートはシンガポールのみでなく他のアジアの国々、ヨーロッパ、米国に至るまで様々な国の物件を保有しているためたとえ特定の国の景気が悪化しても最低限のリスクにとどめることが出来るのではと思っています。%MCEPASTEBIN%特にシンガポールリートの場合は世界中の不動産を保有している銘柄もが多数あります。
③シンガポールでは税引き前利益の90%超を配当として株主に分配が求められているため高配当が見込まれることです。初めは私もいくら高配当でも株価自体が下がってしまったらあまり意味ないなと思っていたのですが、銘柄をしっかりと分析していけば非常に魅力的な銘柄が多いことが分かりました。配当利回りも5%を超えるものも多くかつ安定した成長性が見込める銘柄を多数あります。
銘柄分析については別記事にて記載します。
もちろん銘柄の選定は必要ですが、高配当を受け取りながら値上がり益も見込める、シンガポールリートにはこの双方が見込めると思っています。
コメント