シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールの投資方法について書きたいと思います。
シンガポールで投資をする場合、
1. 銀行で証券投資用の口座を開設
2. 証券会社で口座を開設
の2パターンがあります。
日本では証券会社で口座を作って投資をする場合がほとんどかと思います。私も日本で投資をしていた時ももちろん証券会社で口座を開設して行っていました。
しかし、シンガポールでは銀行に証券口座を開設して投資をすることが可能です。私はシンガポールで投資を始める際、いくつかの銀行及び証券口座を比較しました。
ここでは私が実際に行った比較した内容を記載しますので参考にしてもらえたらと思います。
私が実際に比較したのは、Standard Chartered Singapore(以下SCS)、HSBC Singapore(以下HSBC)、 そしてフィリップ証券(以下フィリップ)でした。
手数料の比較は以下の通りです。

この他にも細かい手数料は発生しますが、金額的に重要ではないためここでは割愛しております。
私が特に注目したのは最低手数料です。こちら1回の投資額がどれだけ少額だったとしても発生するものであり、ここの手数料が意外と無視できません。
例えばSCSでPersonal Bankingの場合投資額と手数料の関係は以下のようになります。
投資額がSGD1,000の場合、手数料は1,000×0.20%=SGD2ではなく、最低手数料のSGD10になります。
その結果投資額に対する手数料の割合はなんと1%にもなってしまいます。
つまり株を購入した時点で1%分の損失を抱えているのと同じになります。
そのため私の中では手数料の割合は0.3%以下、つまり1回の投資額はSGD4,000以上で実施するように心がけています。
手数料を比較した結果、私はSCSで株投資を実施する事にしました。
他の口座を使用したことがないため使い勝手の比較はできておりませんが、今のところ大きな問題もなく投資が出来ています。
とはいえ、日本の証券会社と比較すると手数料自体は非常に高いため「少額で少しずつ」というような投資が出来ないのは痛いです。
日本では米国株の投資は最低手数料実質0円という破格の価格設定になっているので、日本でも海外株投資がもっと一般的になればいいですね。
各社の手数料に関しては適宜変更の可能性があるため実際に口座を開設する際には、各社HPにて最新の情報を確認するようお願い致します。
シンガポールでの証券口座選びの参考になれば幸いです。
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