シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるMapletree Industrial Trustを見ていきたいと思います。
基本情報
銘柄名
Mapletree Industrial Trust (ティッカー ME8U)
株価
SGD2.85 (2021年9月14日時点) 2021年下落率 △1.39%
株価は2020年9月をピークに調整が入り、少しづつ上昇してきております。長期的に保有していれば株価は健勝に推移すると考えポートフォリオに組み込んでおります。あとから見れば今がぜっこの買い場と思い少しずつ仕込んでおります。
決算月
3月
配当情報
1株当たり配当額
SGD0.0335 (FY2021-1Q) SGD0.1255 (FY2020) SGD0.1224 (FY2019)
配当利回り
3.48% (FY2021-1Q) 4.27% (FY2020) 4.24% (FY2019)
シンガポールリートの中ではまずまずの利回りです。一株当たり配当額は年々上がっているため長期的に持っていれば、取得価格に対する配当利回りはさらに高くなっていくのでは思います。
配当支給月
3、6、9、12月(予定) (2021年実績)
シンガポールリートのメリットとしては四半期の配当が実施される銘柄が多数あるという事です。日本だと半期毎の配当実施が多い中、シンガポールリートではこの銘柄のように四半期での配当実施名型も多く、定期的に配当を受け取れるというのはメリットかと思います。
しかもシンガポールでは配当に関する税金はかかりません!!
ポートフォリオ情報
ポートフォリオ内訳
オフィス、データセンタ等 (シンガポール 86) + データーセンター(米国 28) (2021年6月時点)
シンガポールリート銘柄では珍しく、ポートフォリオの約40%でデータセンターを保有しています。またオフィスのような産業物件も多数保有しているため分散もきいています。近年もデータセンターの取得等を実施しており、規模の拡大、安定した収益構造を創り上げているため引き続き期待が出来ると思っています。
ポートフォリオ占有率
94.3% (2021年6月月実績)
Gearing
31.0% (2021年6月月実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールリートにおいてはGearginの上限は50%と設定されておりますので、31.0%は余裕があり、非常に健全な財務状況と言えます。
業績推移
売上、利益、一株当たり配当額は堅調に推移しています。Mapletree Industrial Trustは年々米国データセンターの保有を増やしており、今後も長期的な成長が見込めます。
コメント
Mapletree Industrial Trustはシンガポール国内にオフィスやデータセンター、米国にデータセンターを保有するシンガポールリートです。保有物件のセクターが分散されているためリスク分散にもつながっています。直近でデータセンターの取得も行っており規模を拡大しております。今後も引き続き堅調な推移をすることを期待しています。
コメント