シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるAscendas India Trust を見ていきたいと思います。
基本情報
銘柄名
Ascendas India Trust (ティッカー CY6U)
株価
SGD1.39 (2021年9月20日時点) 2021年上昇率 +2.17%
こちらの銘柄はインドに特化したポートフォリオを組んでおります。コロナショック以前は株価は健勝に推移していたもののコロナの感染爆発とともに株価は急落、その後も少しづつ上昇はしているもののまだまだコロナショック前の水準には戻っておりません。インドの成長性自体には期待が出来るため引き続き注視していきたいと思います。
決算月
3月末
1株当たり配当額
INR2.31 (FY2021-2Q) INR4.73 (FY2020) INR4.21 (FY2019)
配当利回り
2.98% (FY2021-2Q) 5.85% (FY2020) 6.43% (FY2019)
配当利回りが5%を超えてくるとシンガポールリートの中でも高配当の分類に入ってくるかと思います。コロナショックのインパクトも大きかったですが、配当自体は高配当を維持しております。
配当支給月
2、8月 (2021年実績)
ポートフォリオ情報
ポートフォリオ内訳
商業施設、オフィス、データセンター等 (インド 8) (2021年6月時点)
シンガポールリートで唯一インドに特化しているリートになっています。残念ながら私自身インドに関する知識が乏しいため積極的な投資が出来ていないのですが、安定的な業績を上げているためポートフォリオの一部に加えています。今後も引き続き保有物件数を増やしていってほしいと思います。直近ではデータセンターがポートフォリオに追加されました。
ポートフォリオ占有率
90.0% (2021年6月実績)
Gearing
33% (2021年6月実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールリートにおいてはGearginの上限は50%と設定されておりますので、33.0%は余裕があり、非常に健全な財務状況と言えます。
業績推移
売上、利益と、一株当たり配当額ともに堅調に推移しています。コロナショックのインパクトもあり業績の伸びは少し緩やかになりましたが業績自体は伸びています。直近ではデーターセンタをポートフォリオに加えるなどポートフォリオの分散を行っておりますので引き続き安定した成長が見込まれます。
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Ascendas India Trustはシンガポールリートの中で唯一インドに特化しています。インドは今後も引き続き成長が見込まれる中、同リートも業績及び株価共に堅調に推移しております。5%を超える高配当も魅力的です。コロナが落ち着いた後、再び高い成長性を実現することを期待しています。
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