シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるAscott Residence Trustを見ていきたいと思います。
基本情報
銘柄名
Ascott Residence Trust (ティッカー HMN)
株価
SGD0.99 (2021年10月12日時点) 2021年上昇率 △8.72%
最近はコロナウイルスの影響もあって株価は伸び悩んでおります。観光業に直結するポートフォリオの為現在は非常に厳しい状況となっております。
決算月
12月末
1株当たり配当額
SGD0.02045 (FY2021-2Q) SGD0.0303 (FY2020) SGD0.0418 (FY2019)
配当利回り
2.07% (FY2021-2Q) 2.81% (FY2020) 3.14% (FY2019)
コロナショック以降業績悪化に伴い配当利回りも下がってきております。
配当支給月
2、8、11月 (2021年実績)
ポートフォリオ情報
ポートフォリオ内訳
サービスアパートメント及びホテル (アジアパシフィック67.0%、ヨーロッパ20.4%、アメリカ12.6%) (2021年6月時点)
幅広いエリアのサービスアパートメント及びホテルを保有しております。観光関連の為景気の悪化がダイレクトに影響してくる業種かと思います。
Gearing
35.9% (2021年6月実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールリートにおいてはGearginの上限は50%と設定されておりますので、35.9%は余裕があり、非常に健全な財務状況と言えます。
業績推移
コロナショック後、売上、利益は大幅に悪化しております。観光業に直結しているポートフォリオの為仕方がないかもしれませんが、しばらく厳しい状況が続くと想定されます。
コメント
Ascott Residence Trustは世界中のサービスアパートメント及びホテルを保有しているシンガポールリートです。コロナショック後観光業界へのダメージは大きいため、この銘柄に対してもインパクトは大きいです。
コメント