シンガポール経理マンです。
今回は実際にどのような流れでシンガポールリートを購入することができるのかを紹介していきたいと思います。
私が利用しているのがStandard Charterd Singaporeですのでここを利用しているケースを記載します。
もしここの口座を持っていて、シンガポールリートを購入してみようと考えている方に参考になればと思います。
ざっくりと購入までの流れを書きますと、
1.銀行口座及び証券口座の開設
2.銀行口座にお金を預け入れる
3.銀行口座から証券口座に移す
4.証券投資用のWebにいき注文内容を入力
5.注文が実行された場合はメールが届く(失効の場合も)
といった流れになります。では一つずつ見ていきます。
1.銀行口座及び証券口座の開設
まずは銀行口座の開設ですが、シンガポールでは現在、非居住者に対する銀行口座の開設に対して非常に厳しくなっております。私が口座開設した際も滞在可能なVISA及び住所を証明する書類が必要でした。
Standard charterd Singaporeに口座を開設する場合、通常の銀行口座の開設と合わせて、証券口座の開設が可能ですので、銀行口座開設の際に担当者に証券口座も開設したい旨を伝えれば開設が可能です。
2.銀行口座にお金を預け入れる
銀行口座の開設が完了したらATMからお金を預け入れます。ATMの操作自体は非常にシンプルですので画面の指示に従って進めていただければ大丈夫かと思います。
3.銀行口座から証券口座に移す
銀行口座に入金をしたら、インターネット上で証券口座への資金移動が可能です。
まずはインターネットバンキングにログインしましょう。
銀行のHP(https://www.sc.com/sg/)よりログインをします。

ログインをクリックします。

上記項目が表示されるので「Online BankingLogin」をクリックします。
そうすると、下記画面が表示されます。

UsernameとPasswordが要求されるため入力し、ログインをします。
ログインが完了したら、画面上の「Transfer Funds」の「Between Own Accounts」を選択します。

その後、どこの口座からどこの口座へいくら移動させるかを入力し、実行を指示します。

これで銀行口座から証券口座への資金移動は完了です。
4.証券投資用のWebにいき注文内容を入力
まずオンラインのマイページ上の「Online Trading」をクリックします。

証券用の画面に移動するので下記欄に注文内容を入力します。

入力欄の各内容は以下の通りです。
- Trading A/C No. → 取引で使用する口座番号はデフォルトで入力されているため変更する必要なし
- Counter Code → 購入したい銘柄の名称 or ティッカーを入力
- Action → Buy (購入) or Sell (売却) か選択
- Order Quantity → 注文したい株数を入力
- Order Price → 注文したい単価を入力
- Order Value → 注文金額 (Order QuantityとOrder Priceを入力すると自動計算される)
- Order Type → Limit (指値注文(自分で指定した価格で注文)) or Market (成行注文(価格は指定せず注文した時点の価格で注文))
- Valid For (Until) → Day (当日のみ(注文した単価にならなければ失効)) or GTD (期間を設ける(注文した単価にならなければ期日まで注文継続))
- Settlement A/C No. → 決済口座指定(入力する必要なし)
上記の入力が完了したら「Submit」をクリックして注文確定です。
5.注文が実行された場合はメールが届く(失効の場合も)
注文が実行された場合或いは注文が実行されずに失効になった場合はメールが届きます。
以上が銀行開設から証券購入までの流れになります。
基本的には日本の証券会社で購入するのと大きな差はないかと思いますが、すべて英語表記ですので最初は戸惑う方もいるかもしれません。
これからシンガポールで株投資を始めようと思っている方の参考になればと思います。
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