シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるKeppel Infrastructure Trustを見ていきたいと思います。
基本情報
銘柄名
Keppel Infrastructure Trust (ティッカー A7RU)
株価
SGD0.55 (2021年10月1日時点) 2021年上昇率 0%
株価は2012年のリーマンショック時に底値を付けて以来、SGD0.45~SGD0.55あたりを行ったり来たりしている動きになっております。
決算月
12月末
1株当たり配当額
SGD0.0186 (FY2021-2Q) SGD0.0372 (FY2020) SGD0.0372 (FY2019)
配当利回り
3.38% (FY2021-2Q) 6.76% (FY2020) 6.76% (FY2019)
シンガポールリートの中では高い配当利回りの分類に入ります。長期的に大幅な値上がり益を見込むことはできないかもしれませんが安定的な配当を得るためには一定の割合をポートフォリオに加えても良いかもしれません。
配当支給月
2、5、8月 (2020年実績)
2019年は四半期での配当実績でしたが、2020年はコロナの影響もあり支給のタイミングは変則的でした。コロナが落ち着いてくるとまた四半期での支給に戻るのではと思っております。
ポートフォリオ情報
ポートフォリオ内訳
通信・ガス・電気等のインフラ設備9 (シンガポール 6、オーストラリア 2、ニュージーランド 1) (2021年6月時点)
シンガポールリート銘柄では珍しく、インフラ設備に特化して保有しております。インフラ設備の為大幅な成長は見込めないかもしれませんが逆に景気が悪化しても影響が限定的かもしれません。また、配当も高配当で安定しているため外部要因で株価が下がる場合には買付を検討していきたいと思います。
ポートフォリオ占有率
100% (2021年6月実績)
Gearing
30.1% (2021年6月実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールリートにおいてはGearginの上限は50%と設定されておりますので、30.1%は余裕があり、非常に健全な財務状況と言えます。
業績推移
インフラ設備への投資ですので大幅な成長性は見込めませんが安定した収益を上げることが出来ており、それが高配当に繋がっておりますので7%近い配当利回りは魅力的かもしれません。
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Keppel Infrastructure Trustはシンガポール、オーストラリア、ニュージーランドにインフラ設備を保有するシンガポールリートです。インフラ設備等ことで継続的に安定したビジネスをしていくのではないかと期待しております。高配当も非常に魅力的あり、ポートフォリオの主役というよりは脇を固める役割で保有しても良いかもしれません。
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