【銘柄分析】Vanguard Real Estate ETF (VNQ)

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米国株/Reit
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シンガポール経理マンです。

今回は米国リートのETFであるVanguard Real Estate ETFを見ていきたいと思います。

当ETFは米国リート銘柄の185銘柄を運用しているETFです。今まで米国リート関係は保有していなかったのですが、先般のコロナショックによる全世界株価安を受け、米国リートにも興味をもち、調べてみました。ETFには何種類かあるかと思いますが、日本の証券会社で購入できる米国リートETFとしては「iシェアーズ 米国リート ETF 」が有名かと思いますので、VNQとiシェアーズ 米国リート ETFを比較していました。

どちらのETFも150銘柄以上を保有しているためリスク分散は十分にされております。そのため下記のように株価の動きも非常に類似しております。

<VNQ株価推移>

<iシェアーズ 米国リート ETF 株価推移>

そのため、パフォーマンスには大きな差異はないかと思っております。上記の表上に差異が見られる理由としては2019年に大幅に上昇している、VNQはリーマンショックを経験しているという事が大きな要因かと思われます。

パフォーマンスに大きな差異がないとなると投資結果に影響が出てくるのが信託報酬及び分配金利回りになるかと思います。この2つを比較するとVNQが有利であることが分かります。

ここで100万円を投資した場合のそれぞれの信託報酬及び分配金利回りをベースに試算をしてみますと以下のようになります。

上記の通り、株価が全く同様の動きをした場合でも信託報酬及び分配金利回りの差が生み出すパフォーマンスに大きな違いが出ることが分かります。

VNQの分配金率は3%台とシンガポールリートと比較すると決して高いとは言えません。しかし、米国リート自体は米国の人口増と共に今後も堅調に推移することが見込まれます。そのため今回のコロナショックによる株価下落は新規に投資をするチャンスかもしれません。

以下が直近の株価の動きです。

直近の推移としては2020年2月にUSD99.72を記録後、2月末にはUSD87.33と12.5%下落をしております。コロナショックがいつまで続くのかが現状見通しがつかないため現時点で投資に踏み切ることが出来ておりませんので引き続き株価推移には注視していきたいと思います。

[コメント]
Vanguard Real Estate ETFは米国のリートに幅広く投資をしているETFです。米国自経済は今後も引き続き発展していき、それに伴って米国リートも堅調に推移していく事が見込まれます。米国リートの個別銘柄もありますが、どの銘柄が良いかどうかの判断が難しいためリスク分散も含めて、米国リートにはETFで投資するのが適当であると判断しております。直近では株価は下落傾向となっておりますので、市場の動向がある程度見えてきたら投資判断をしていきたいと思います。配当利回りはできれば4%台までいってくれると嬉しいのでもう少し様子見です。

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