【銘柄分析】Capitaland Commercial Trust

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シンガポール株/Reit
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シンガポール経理マンです。

今回はシンガポールリートの一つであるCapitaland Commercial Trustを見ていきたいと思います。

<基本情報>

【銘柄名】 Capitaland Commercial Trust  (ティッカー C61U)

【株価】 SGD1.88 (2020年2月28日時点)   2020年変動率 6.0%

当リートは株価の上下はあるものの株価の流れとしては上を目指す動きになっています。2020年はコロナウイルスの影響による世界同時株安により現時点では株価は下がり基調ですので引き続きウォッチしていきたいと思っています。

【1株当たり配当額】 SGD0.088(2019年実績)

【配当利回り】 4.74%  (2019年実績)

シンガポールリートの中ではまずまずの利回りです。個人的には最近の株価下落基調の中で前年の配当金に対して5%の利回りが取れる水準場で株価が下落した場合に購入の検討をしていきたいと思っております。

【配当支給月】 2,8月 (2019年実績)

【決算期】 12月末

[ポートフォリオ] 商業施設、オフィス等 (シンガポール 8、ドイツ 2)  (2019年12月時点)

資産額の大部分がシンガポールでの商業施設及びオフィスとなっております。保有している物件と大半は占有率100%となっており、かなりの高稼働となっております。またテナント先も様々な業種・業界の企業となっているためセクターの分散はできております。

[ポートフォリオ占有率] 98.0%  (2019年実績)

[Gearing] 35.1%  (2019年実績)

Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、まだまだ余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。

[直近5年業績推移]
売上、利益ともに堅調に推移しています。一株当たり配当額が2017年12月期から2018年12月期にかけて下落しているように見えますが、こちらは新株発行によるものであり、分配可能利益自体は増加しております。引き続き業績が堅調に推移することが見込まれます。

[コメント]
Capitaland Commercial Trustはシンガポール及びドイツに商業施設・オフィスを保有するシンガポールリートです。近年の業績は非常に安定しており分配可能利益額も年々増加しております。配当利回りは4%台という事でもう少し欲しいところですが、直近の株価下落の中で配当利回りが5%台に乗るようなことがあれば、ポートフォリオに加えることを検討していきたいと思います。

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