シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるManulife US Real Estate Investment Trustを見ていきたいと思います。
<基本情報>
【銘柄名】 Manulife US Real Estate Investment Trust (ティッカー BTOU)
【株価】 USD1.00 (2020年3月10日時点) 2020年変動率 0%
株価は非常に動きが激しく、2017年は上昇、2018年は下落、2019年は上昇、2020年は現時点では下落傾向となっております。
【1株当たり配当額】 SGD0.076 (2019年実績)
【配当利回り】 7.6% (2019年実績)
シンガポールリートの中では高配当の分類になるかと思います。株価の上下はありますが、この配当利回りは魅力的です。
【配当支給月】 3、7、9、11月 (2019年実績)
シンガポールリートの特徴として、この銘柄のように四半期で配当を実施している銘柄が多々あるという事です。定期的に配当が入ってくると保有している側としても長期的に持っておくモチベーションにもつながってくるのではないでしょうか?
【決算期】 12月末
【ポートフォリオ】 オフィス 9 (アメリカ 9) (2019年12月時点)
アメリカに複数のオフィスを保有しています。
【ポートフォリオ占有率】 95.8% (2019年実績)
【Gearing】 37.7% (2019年実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、まだまだ余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。
【直近4年業績推移】
売上、利益、一株当たり配当額ともに非常に好調に推移しています。当リートは2016年5月上場ですので2016年12月期は8か月分の業績となります。
【コメント】
Manulife US Real Estate Investment Trustはアメリカにオフィスを保有しているシンガポールリートです。アメリカは今後も継続的に経済成長が見込まれる中、業績も好調に推移しております。株価が不安定ではありますが高配当でありますので押し目は買いかもしれませんが、私が使用しているStandard Charterd Singaporeでは取り扱いがなくなってしまったので残念です。
コメント