シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるSuntec Real Estate Investment Trustを見ていきたいと思います。
<基本情報>
【銘柄名】 Suntec Real Estate Investment Trust (ティッカー T82U)
【株価】 SGD1.53 (2020年3月13日時点) 2020年変動率 17.3%
株価はリーマンショック時に大幅に下落後堅調に推移、現状はコロナウイルスの影響により株価は下落傾向となっております。
【1株当たり配当額】 SGD0.076 (2019年実績)
【配当利回り】 4.96% (2019年実績)
シンガポールリートの中ではまずまずの利回りです。株価も徐々に上向きに推移してきているため今後も同水準の配当利回りを維持できるかが注目です。
【配当支給月】 2、5、8、11月 (2019年実績)
シンガポールリートのメリットとしては四半期の配当が実施される銘柄が多数あるという事です。日本だと半期毎の配当実施が多い中、シンガポールリートではこの銘柄のように四半期での配当実施名型も多く、定期的に配当を受け取れるというのはメリットかと思います。
【決算期】 12月末
[ポートフォリオ] オフィス・商業施設 (シンガポール 4、オーストラリア 4) (2019年12月時点)
[ポートフォリオ占有率] 95.9% (2019年実績)
[Gearing] 37.7% (2019年実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、まだまだ余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。
[直近5年業績推移]
売上、利益は大きな伸びはないものの非常に安定して推移しております。一株当たり配当については、2019年12月期については新株発行により一株当たりの配当額は減少しておりますが、業績は安定しているため問題はないかと思います。
[コメント]
Suntec Real Estate Investment Trustはシンガポール及びオーストラリアにオフィス・商業施設を保有するシンガポールリートです。業績は非常に安定しており、配当も四半期での実施となっているため配当目的でポートフォリオに組み込んでも良いかもしれません、
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