【銘柄分析】Cache Logistics Trust

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シンガポール株/Reit
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シンガポール経理マンです。

今回はシンガポールリートの一つであるCache Logistics Trust を見ていきたいと思います。

<基本情報>

【銘柄名】 Cache Logistics Trust   (ティッカー K2LU)

【株価】 SGD0.40 (2020年3月20日時点)   2020年変動率 △45.2%

株価は2013年をピークに下落傾向です。現在はコロナ影響もあり上場来最低株価となっております。

【1株当たり配当額】 SGD0.056(2019年実績)

【配当利回り】 15.48%  (2019年実績)

シンガポールリートの中ではかなりの高配当の分類に入るかと思いますが、コロナ影響により大幅な株価下落によるものの為高配当だからと言って飛びつくのは危険です。

【配当支給月】 2、5、8、11月 (2019年実績)

シンガポールリートの特徴として、この銘柄のように四半期で配当を実施している銘柄が多々あるという事です。定期的に配当が入ってくると保有している側としても長期的に持っておくモチベーションにもつながってくるのではないでしょうか?

【決算期】 12月末

[ポートフォリオ] 物流施設 27 (シンガポール 10、オーストラリア 17)  (2019年12月時点)

[ポートフォリオ占有率] 95.3%  (2019年実績)

[Gearing] 40.1%  (2019年実績)

Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、まだまだ余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。

[直近5年業績推移]
2018年12月期までは緩やかに伸びていた業績ですが、2019年12月期は一時的な空室やオーストラリアドルの為替影響もあり前年度6%減となっております。一株当たり配当額は新株発行もあり下落しております。

[コメント]
Cache Logistics Trustはシンガポール及びオーストラリアに複数の物流施設を保有するシンガポールリートです。業績自体は大きな伸びはないものの安定しております。一株当たり配当額が継続的に減少しているのが気になります。また、オーストラリアドルの為替影響も結構受ける銘柄ですのでその点でも注意が必要です。コロナショックの影響もあるかと思いますので引き続き注視が必要です。

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