【銘柄分析】CDL Hospitality Trusts

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シンガポール株/Reit
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シンガポール経理マンです。

今回はシンガポールリートの一つであるCDL Hospitality Trustsを見ていきたいと思います。

<基本情報>

【銘柄名】 CDL Hospitality Trusts   (ティッカー J85)

【株価】 SGD0.75 (2020年3月26日時点)   2020年変動率 △54%

当リートの株価はここ数年はSGD1.5前後を行ったり来たりしておりましたが、今回のコロナウイルスにより半値近くまで落ちています。

【1株当たり配当額】 SGD0.091(2019年実績)

【配当利回り】 12.13%  (2019年実績)

シンガポールリートの中ではかなりの高配当の分類に入るかと思いますが、コロナ影響により大幅な株価下落によるものです。今後の業績がどのように推移していくかを慎重に見ていく必要があります。

【配当支給月】 2、8月 (2019年実績)

【決算期】 12月末

[ポートフォリオ] 宿泊施設 19 (シンガポール 7、オーストラリア 3、日本 2、イギリス 2、モルディブ 2、ドイツ 1、ニュージーランド 1、イタリア 1)(2019年12月時点)

[ポートフォリオ占有率] -  (2019年実績)

[Gearing] 35.4% (2019年実績)

Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、まだまだ余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。

[直近5年業績推移]
売上、利益ともに2017年12月期をピークに少しづつ下落しております。2019年12月期も保有物件の改修やそれぞれの物件のパフォーマンス低下により前年比△2.5%という結果になっております。

[コメント]
CDL Hospitality Trustsは様々な国に宿泊施設を保有するシンガポールリートです。宿泊施設は観光業の為景気に左右されるだけでなく、今回のコロナウイルスのように自粛体制が広がってくるともろに影響をうけます。その結果2020年だけ見ても株価は半値に下がっています。実際にどれくらいのインパクトが業績にあるのか注視が必要です。

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