シンガポール経理マンです。
今回はThe Straits Timesでシンガポールリートに関する記事がありましたのでご紹介します。
2020年3月25日付の『Coronavirus closures may hit Singapore Reits harder than the global financial crisis』という記事がありました。
オリジナル記事のURLは以下ですので気になる方は見てみてください。

記事を簡単にサマリーすると以下の通りです。
・シンガポール政府はコロナウイルスの感染を防ぐためにバーや映画館を閉鎖、イベントの延期や中止を指示。ショッピングモールや美術館などは10人を超えないようにする必要がある。
・政府の政策により株価は26%下落し、2008年以来最低の四半期の悪化となっている。
・コロナウイルスによる世界マーケットの心理的悪化により、株価は直近数週間で大幅に下落している。
・信託は配当下落の下落は織り込んでいるが、純利益のインパクトは世界的な金融危機よりも大きいかもしれない。
・CapitaLand Mall Trust and Frasers Centrepoint Trustは収益の5%、Suntec Real Estate Investment Trustは収益の13%が商業や娯楽施設によるものからである。
今回のコロナウイルスによる景気悪化はリーマンショックの時よりもインパクトがあるのかないのかは現時点ではわかりませんが、当初思っていたよりも深刻になってきていることは確実です。
実際にシンガポールリートはすべての銘柄で下落をしており、少しずつ戻ってはいるもののまだどうなるかはわかりません。
現在は業績悪化の思惑で下げておりますが、これから四半期決算の発表があることで実際の業績インパクトがどうなのかを見ることができます。
中にはそこまでインパクトのない銘柄もあるかもしれません。
今後業績発表をしていく中で実際に悪化している状態を目の当たりにすることで再度下落傾向になることも十分考えられますのでそこで購入チャンスがあると思っております。
それまでにしっかりと銘柄分析をし、長期的に見て伸びていくであろう銘柄に積極的に投資していきたいと思います。
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