シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるAIMS APAC Reitを見ていきたいと思います。
<基本情報>
【銘柄名】 AIMS APAC Reit (ティッカー O5RU)
【株価】 SGD1.07 (2020年3月27日時点) 2020年変動率 △26%
当リートの株価リーマンショック時の暴落後、ほとんど横ばいで推移しております。今回のコロナショックの影響で株価は再度下落しております。
【1株当たり配当額】 SGD0.103(2019年実績)
【配当利回り】 9.62% (2019年実績)
シンガポールリートの中ではかなりの高配当の分類に入るかと思いますが、コロナ影響により大幅な株価下落によるものです。今回のコロナ影響がどれほど業績にインパクトがあるのか注視する必要があります。
【配当支給月】 3、6、9、12月 (2019年実績)
シンガポールリートの特徴として、この銘柄のように四半期で配当を実施している銘柄が多々あるという事です。定期的に配当が入ってくると保有している側としても長期的に持っておくモチベーションにもつながってくるのではないでしょうか?
【決算期】 3月末
[ポートフォリオ] 産業施設、物流施設 27 (シンガポール 25、オーストラリア 2)(2019年12月時点)
[ポートフォリオ占有率] 89.4% (2019年実績)
[Gearing] 35.2% (2019年実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、まだまだ余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。
[直近5年業績推移]
売上、利益、一株当たり配当は緩やかに減少傾向。2020年3月期は前年を多少上回る進捗をしておりましたが、今回のコロナ影響もあるかと思いますので注視が必要です。
[コメント]
AIMS APAC Reitはシンガポール及びオーストラリアに産業施設や物流施設を保有するシンガポールリートです。株価及び業績は伸び悩んであり、物件の占有率が90%を下回っているのが気になります。現在のコロナショックの影響もあると思いますので引き続き注視していきたいと思います。
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