【銘柄分析】ESR Reit

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シンガポール株/Reit
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シンガポール経理マンです。

今回はシンガポールリートの一つであるESR Reitを見ていきたいと思います。

<基本情報>

【銘柄名】 ESR Reit   (ティッカー J91U)

【株価】 SGD0.30 (2020年3月30日時点)   2020年変動率 △44%

当リートの株価リーマンショック時の暴落後、株価の上下はありますが、今回のコロナショックにより大幅に下落しております。

【1株当たり配当額】 SGD0.04(2019年実績)

【配当利回り】 13.33%  (2019年実績)

シンガポールリートの中ではかなりの高配当の分類に入るかと思いますが、コロナ影響により大幅な株価下落によるものです。今回のコロナ影響がどれほど業績にインパクトがあるのか注視する必要があります。

【配当支給月】 3、6、7、8、11月 (2019年実績)

2019年はイレギュラーな支給月となっておりますが、基本的には2、5、8、11月が支給月になってくるかと思います。シンガポールリートの特徴として、この銘柄のように四半期で配当を実施している銘柄が多々あるという事です。定期的に配当が入ってくると保有している側としても長期的に持っておくモチベーションにもつながってくるのではないでしょうか?

【決算期】 12月末

[ポートフォリオ] 産業施設、物流施設 57 (シンガポール 57)(2019年12月時点)

[ポートフォリオ占有率] 90.5%  (2019年実績)

[Gearing] 41.5% (2019年実績)

Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、ほとんど余力はない状態です。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。

[直近5年業績推移]
近年積極的な物件取得により売上、利益は大幅に伸びてきております。シンガポールに特化したポートフォリオの為カントリーリスクはありますが、今回のコロナ影響がどれくらいあるかを注視する必要があります。

[コメント]
ESR Reitはシンガポール複数の産業施設や物流施設を保有するシンガポールリートです。近年積極的な投資により業績を伸ばしております。Gearingが上限に近い41%オーバーとなっておりますので今後どれくらいのペースで投資額回収をしていけるかがカギになるかと思います。

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