シンガポール経理マンです。
今回はコロナウイルス感染拡大を受けて、在宅勤務が始まったため『在宅勤務を通じて学んだこと』について感じたことを書いていきたいと思います。
①経理における在宅勤務
私の職種は名前にもあると通り経理です。皆さんのイメージにもあるかもしれませんが経理部では膨大な量の資料を保管しております。
これほどペーパーレス化が進んできている世の中でも経理の世界では相変わらず基本的には紙ベースの業務がほとんどです。
支払いひとつとっても、支払先からのインボイス、そのインボイスに係る社内承認資料、インボイスを経費処理する際の会計伝票、支払いを実行するための銀行登録資料などなど、会社によって違いはあれど、インボイス1つに対していくつもの紙資料が証憑として必要になっているのは同じではないでしょうか。
この一つ一つの資料を複数人がチェックをした内に支払いになるのですが、在宅勤務ではこれがかなり大変です。
資料を紙ベースで共有することができない、そもそもインボイスが会社に届いていても受け取れる人がいないと仕事になりません。
そのため経理部では全社員を在宅勤務にするのは現実的でなく、会計締めをすることができません。
今回のコロナショックを受けて、経理部も働き方を見直す必要が出て来ているのではと思っています。
例えばインボイスの完全電子化。紙ベースではどうしてもオフィスに受取人がいる必要があります。そのため電子化することでメールで受領し、その後社内承認作業も電子承認可することで自宅でも処理を進めることができます。
なかなか進まない電子化の流れ。今回のコロナショックによる在宅勤務で特に経理職の人は働き方を見直すタイミングになっているのではないでしょうか。
②父親における在宅勤務
私には子供がいます。そのため在宅勤務の場合、当たり前ですが同じ屋根の下でパソコンを使っている横で子供が遊んでいるわけです。
普段父親がいないからなのか家にいると休日の時以上に「パパ、パパ」と近寄って来るので、仕事になりません。
まず間違いなくパソコンを使ってると膝に乗ってきてパソコンをいじろうとするので、その度に仕事を中断し遊ぶことになります。
色々苦悩きした結果、私なりに見つけた方法は『抱っこ紐で寝かせながら立って仕事をする』です。抱っこ紐で寝かせながら座ってやればいいじゃん!と思う方もいるかもしれませんが、なぜかうちの子は私が座ると抱っこ紐の中でもごもご動き出して最終的には起きてしまいます。
おそらく私が座ることで子供の足が椅子とかに触れることが原因かと思うのですが、それを解決するには立ってやるしかありませんでした。家には立ってパソコンを操作するための机がありませんので本棚のちょうどいい高さの棚にパソコンを置いてやっています。
これが結構いい感じです。普通に仕事している際にも立ってやったほうがいいかもしれません。肩こりもないですし、定期的に体を動かしたほうが集中力も高まります。
在宅勤務は大変なことが多いですが、色々な発見があって面白いです。この大変な時期に面白いというのも不謹慎ですが。。。
以上、在宅勤務をとして思ったことを書いてみました。子供がいて家ではなかなか仕事が進まないという方もたくさんいるかと思いますが、一緒に乗り越えていきましょう。ピンチはチャンスです!!
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