シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるFar East Hospitality Trust を見ていきたいと思います。
<基本情報>
【銘柄名】 Far East Hospitality Trust (ティッカー Q5T)
【株価】 SGD0.39 (2020年4月2日時点) 2020年変動率 △48%
当リートは2013年をピークに株価は下落傾向で、今回のコロナショックにより大幅に下落。上場来最低値にて推移しております。
【1株当たり配当額】 SGD0.039(2019年実績)
【配当利回り】 10.00% (2019年実績)
シンガポールリートの中では高配当の分類に入るかと思います。コロナショックでの株価下落影響も大きいため注視が必要です。
【配当支給月】 3,6,9,12月 (2019年実績)
シンガポールリートの特徴として、この銘柄のように四半期で配当を実施している銘柄が多々あるという事です。定期的に配当が入ってくると保有している側としても長期的に持っておくモチベーションにもつながってくるかと思います。
【決算期】 12月末
[ポートフォリオ] ホテル 9、サービスアパートメント 4 (シンガポール 13) (2019年12月時点)
[ポートフォリオ占有率] ホテル 89.1% / サービスアパートメント 83.5% (2019年実績)
[Gearing] 39.2% (2019年実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、まだまだ余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。
[直近5年業績推移]
売上、利益、一株当たり配当額とも2017年12月を底値に横ばいで推移しております。保有物件が観光関連の為今回のコロナショックによるインパクトがかなり大きいのではと予想されます。2020年12月期の第一四半期決算に注目です。
[コメント]
Far East Hospitality Trustはシンガポールにホテル及びサービスアパートメントを保有するシンガポールリートです。業績は伸び悩み。保有物件の内容的にコロナショックの影響が結構大きいのではと予測されますので次回の決算発表に注視が必要です。
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