【銘柄分析】OUE Commercial Reit

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シンガポール株/Reit
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シンガポール経理マンです。

今回はシンガポールリートの一つであるOUE Commercial Reit を見ていきたいと思います。

<基本情報>

【銘柄名】 OUE Commercial Reit   (ティッカー TS0U)

【株価】 SGD0.33 (2020年4月6日時点)   2020年変動率 △42%

当リートは2015年及び2018年に新株を発行しており、そのたびに大幅に株価を下げております。現在はコロナショックの影響により上場来最低値を推移しております。

【1株当たり配当額】 SGD0.035(2019年実績)

【配当利回り】 10.60%  (2019年実績)

シンガポールリートの中では高配当の分類に入るかと思いますが、コロナショックでの株価下落影響もあります。

配当支給月】 3,9,12月 (2019年実績)

シンガポールリートの特徴として、複数月に配当している銘柄も多く、この銘柄はイレギュラーで2019年は年に3回の配当実施となりました。定期的に配当が入ってくると保有している側としても長期的に持っておくモチベーションにもつながってくるかと思います。

【決算期】 12月末

[ポートフォリオ] 複合施設 6  (シンガポール 6、中国 1)  (2019年12月時点)

[ポートフォリオ占有率] 95.2%  (2019年実績)

[Gearing] 40.3% (2019年実績)

Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、多少余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。

[直近5年業績推移]
売上、利益は定期的時に実施される物件取得により順調に推移しております。一方で資金彫琢の為に2015年及び2018年に新株を発行しており、その結果一株当たりの配当額は下がっております。

[コメント]
OUE Commercial Reitはシンガポール及び中国にオフィスや商業施設を保有するシンガポールリートです。定期的に実施している新株発行により株はは下落傾向です。Gearingが40%超と高く、今後も新株発行による資金調達の可能性も高いため、不安定な株価傾向が続くと見込まれます。保有物件自体の収益力が上がれば、株価も上昇していくのではないでしょうか。

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