シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるStarhill Global Reit を見ていきたいと思います。
<基本情報>
【銘柄名】 Starhill Global Reit (ティッカー P40U)
【株価】 SGD0.46 (2020年4月9日時点) 2020年変動率 △37%
当リートはリーマンショック時に大幅に下落していこう徐々に上向きに推移しておりましたが、今回のコロナショックにより再度大幅な下落に見舞われています。
【1株当たり配当額】 SGD0.045(2019年実績)
【配当利回り】 9.78% (2019年実績)
シンガポールリートの中ではかなりの高配当の分類に入るかと思います。今回のコロナショックの影響もかなり受けておりますので業績に注視する必要があります。
【配当支給月】 2,5,8,11月 (2019年実績)
シンガポールリートの特徴として、この銘柄のように四半期で配当を実施している銘柄が多々あるという事です。定期的に配当が入ってくると保有している側としても長期的に持っておくモチベーションにもつながってくるかと思います。
【決算期】 9月末
[ポートフォリオ] 商業施設 10 (オーストラリア 3、シンガポール 2、マレーシア 2、日本 2、中国 1) (2019年12月時点)
[ポートフォリオ占有率] 97.5% (2019年実績)
[Gearing] 36.3% (2019年実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、まだまだ余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。
[直近5年業績推移]
売上、利益、一株当たり配当額非常に安定して推移しておりますが、業績がなかなか上向きになっていないので注意が必要です。保有物件自体のパフォーマンスを上げることが必要です。
[コメント]
Starhill Global Reitはオーストラリア、シンガポール、マレーシア、日本及び中国に商業施設を保有するシンガポールリートです。商業施設のため、景気の影響を受けやすく、今回のコロナショックの影響も大きいかと思います。次回の決算内容に注視が必要です。
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