シンガポール経理マンです。
今回はThe Straits Timesでシンガポールリートに関する記事がありましたのでご紹介します。
2020年4月18日付の『S-Reit Body worns of lower distributions in near term』という記事がありました。
オリジナル記事のURLは以下ですので気になる方は見てみてください。
記事を簡単にサマリーすると以下の通りです。
・Reitas(The Reit Association Of Singapore)は直近の四半期の配当は悪化する可能性があるが、家賃の繰り越し分はSREITに支払いが実施されるためその後の四半期は改善傾向に進むだろう。
・ReitasはSREITは現在のCovid-19の困難な環境下で政府が実施している政策に対して、キャッシュフロー管理や資金調達を柔軟に対応できるよう対応した。対応内容は配当実施期限の延長、レバレッジ規制の引き上げ(45%→50%)、シンガポール通貨当局の新しい規制の延期である。
・ReitasはCovid-19の環境下、テナントのサポートにより早い段階でSREITの財務状況に危機が来ることを警告した。具体的には法案による家賃の一時停止により最大6か月間主な収入源が奪われることとなった。
・2020年の課税所得の分配期間を通常の3ヶ月から12か月に延長することでSREITがキャッシュフローの管理を柔軟にし、テナントから繰り延べられた家賃回収を可能にし、分配をすることが可能になる。
・長期的に見ればレバレッジ規制の引き上げはSREITがグローバルに試算を保有し、競争力がもてるよう成長していく事を促す可能性がある。
・2022年1月より導入されるインタレストカバーレシオは投資家がSREITが債務の履行能力について、より高い透明性と保証を得ることが出来る。
今回のコロナウイルスによって、レバレッジ規制の引き上げなど直近では起こりえなかった規制の緩和が起こっています。将来的には起こりえた事象が時を早くして発生しています。
この流れに乗れるのか乗り遅れるのかが今後の成長性にかかってくるかと思います。これはSREITのみでなくすべての企業にも当てはまることかと思います。しっかりと企業分析を行い成長し続ける対象に投資できるようにしていきたいです。
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