シンガポール経理マンです。
今回はシンガポールリートの一つであるLippo Malls Indonesia Retail Trust を見ていきたいと思います。
<基本情報>
【銘柄名】 Lippo Malls Indonesia Retail Trust (ティッカー D5IU)
【株価】 SGD0.14 (2020年4月23日時点) 2020年変動率 △39%
当リートは上場来大きく上下しています。現在はコロナショックの影響もあり上場来最低値を推移しています。
【1株当たり配当額】 SGD0.02(2019年実績)
【配当利回り】 14.28% (2019年実績)
シンガポールリートの中ではかなりの高配当の分類に入るかと思います。コロナショックでの株価下落影響も大きいため注視が必要です。
【配当支給月】 3,5,8,11月 (2019年実績)
シンガポールリートの特徴として、この銘柄のように四半期で配当を実施している銘柄が多々あるという事です。定期的に配当が入ってくると保有している側としても長期的に持っておくモチベーションにもつながってくるかと思います。
【決算期】 12月末
[ポートフォリオ] 商業施設 30 (インドネシア 30) (2019年12月時点)
[ポートフォリオ占有率] 91.5% (2019年実績)
[Gearing] 35.9% (2019年実績)
Gearingとはいわゆる「負債比率」や「レバレッジ比率」であり、自己資本に対する他人資本の比率です。シンガポールの規定では上限は45%であり、まだまだ余力を残しております。個人的には35%くらいまでで安定して運用してもらって規模の拡大と共に他人資本を投入して規模の拡大を図ってほしいと思っています。
[直近5年業績推移]
売上の拡大は目まぐるしいものがあります。しかし、営業利益は売り上げの増加の波に乗れていません。そのため一株当たり配当額の伸びも良くありません。
[コメント]
Lippo Malls Indonesia Retail Trust はインドネシアに複数の商業施設を保有するシンガポールリートです。規模は拡大していますが、利益の伸びはいまいちです。インドネシアルピアは為替変動が大きいため為替影響も結構あるかと思います。インドネシアはこれから発展が期待される国の一つの為今後も継続的に規模を拡大するのではないでしょうか。今回はコロナショックの影響もあるためどれほど業績にインパクトがあるのか注目です。
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