シンガポール経理マンです。
今回は保有銘柄であるLendLease Global Commercial Reitが決算発表をしましたので内容を見ていきたいと思います。
直近3ヶ月の業績(2020年1月~3月)
Gross revenue 予測比 +2.2%
Net property income 予測比 +4.0%
一株当たり配当額 予測比 +0.7%
Covid-19の影響を非常に大きく受けているかと思いますが、対予測という意味では上振れしております。当銘柄はまだ上場して間もないため前年のデータがございませんが、利益はしっかり出ておりますのでとりあえず一安心です。
会計年度の業績(2019年10月~2020年3月)
Gross revenue 予測比 +1.6%
Net property income 予測比 +3.6%
一株当たり配当額 予測比 +1.9%
通期の業績も対予測に対して上振れして推移しております。
貸借対照表
Total assets 直前四半期比 +0.05%
Total liabilities 直前四半期比 +0.9%
Net assets attributable to Unitholders 直前四半期比 ▲0.4%
Net asset value per Unit 直前四半期比 ▲0.0%
純資産額自体は多少減少しておりますが、発行株数の増加により一株当たり純資産に関してはほとんど変動ありません。
負債状況
Aggregate leverage ratio 35.9% (2019年12月時点 34.9%)
レバレッジ規制は今回のCovid-19の影響を考慮して従来の45%から50%に緩和されましたのでまだまだ余力を残しています。
ポートフォリオ状況
下記決算資料からの抜粋です。
前回の決算発表から大きな変化はありません。保有物件が少ないのがこの銘柄の弱点ですがこれから新規物件の取得をしていき規模の拡大を期待しております。シンガポールに保有する313@somersetは通常時は非常に多くの人でにぎわっており、観光地として有名なオーチャードのすぐそばです。保有物件数自体は少ないですが、物件の質という点では非常にいいものを持っているため今後も良質な物件を取得していくのではと思っております。
ポートフォリオの占有率は99.2%となっており前回から変更はありません。
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決算内容に問題は特にありません。対予測上振れの推移ですので引き続き堅調な業績を期待できます。現在のCovid-19の影響がいつまで続くか分かりませんが、終息後は業駅の伸びも期待できます。
なお、こちらの銘柄は以下で分析を行っているのでよかったら参考にしてみてください。
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