シンガポール経理マンです。
今回は保有銘柄であるFrasers Logistics & Industrial Trustが決算発表をしましたので内容を見ていきたいと思います。
直近3ヶ月の業績(2020年1月~3月)
Gross revenue 前年比 +12.8%
Net property income 前年比 +14.2%
一株当たり配当額 前年比 +4.4% (AUDベース)
Covid-19の影響は物流の減少という事で物流リートにもインパクトはありますが、当リートは前年と比較して物流施設の取得を実施しておりますのでその結果、前年と比較して業績は上振れております。
会計年度の業績(2019年10月~2020年3月)
Gross revenue 前年比 +10.5%
Net property income 前年比 +11.1%
一株当たり配当額 前年比 +2.8%(AUDベース)
通期の業績も前年に対して上振れして推移しております。
貸借対照表
Total assets 2019年9月との比較 +13.3%
Total liabilities 2019年9月との比較 +31.1%
Net assets attributable to Unitholders 2019年9月との比較 ▲0.01%
Net asset value per Unit 直前四半期比 +2.9%
負債状況
Aggregate leverage ratio 35.0% (2019年12月時点 35.5%)
レバレッジ規制は今回のCovid-19の影響を考慮して従来の45%から50%に緩和されましたのでまだまだ余力を残しています。
ポートフォリオ状況
下記決算資料からの抜粋です。
前回の決算発表からポートフォリオに変更はありません。複数国に物流施設を図っており、リスクの分散も十分にできています。
ポートフォリオの占有率は97.6%となっており前回から2.4%悪化しております。
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決算内容は良好でした。Covid-19の影響が物流リートの業績にどれほど影響があるかは引き続き注視していく必要がありますが、現時点ではそこまで深刻なインパクトはなさそうです。継続して保有していきます。
なお、こちらの銘柄は以下で分析を行っているのでよかったら参考にしてみてください。
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