シンガポール駐在について(生活環境編)

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雑記
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シンガポール経理マンです。

シンガポールに駐在して、早いもので5年が経とうとしています。初めての海外生活、海外勤務という事で最初は不安も大きく、自分から希望して海外勤務になったもののしっかり駐在期間を全うできるか心配だったことを覚えています。そこでシンガポール駐在5年という節目を迎えるにあたりシンガポール駐在について少し振り返ってみたいと思います。これからシンガポール駐在をする予定の方の参考に少しでもなれば幸いです。なお記事内に記載している内容についてはあくまで個人の私見となっておりますのでご留意願います。

生活環境について

住居について

まずは住居についてです。仕事をするうえで住居は非常に大切で、どこに住むのか問題が落ち着かないと仕事に集中することが出来ないといっても過言ではありません。特に家探しは初めての海外、土地勘もない中で非常に苦労したのを覚えています。もし海外駐在する際にお子様がいたりする場合は学校のことが一番重要になるかもしれません。

家探しについては以下の記事でも記載しているため参考にしてみてください。

シンガポールの住まいについて
シンガポール経理マンです。今回はシンガポールのシンガポールの住居について記載していきたいと思います。シンガポールには大きく2種類の住居タイプがあります。1つ目はHDB(Housing & Development Board)と呼ばれ

気候について

シンガポールは年間を通して温暖で空気は非常に乾燥しています。そのため肌に異常をきたす人も少ないです。日本にいたときは何ともなかったのにシンガポールに来たら肌が乾燥してかゆくなってしまったという人も多く、保湿クリームが欠かせません。また、スコールと呼ばれる短期間に非常に激しい雨が降ることも特徴的です。日本のように何日間もずっと雨が降り続けるという事はほとんどなく、台風もきません。あと、気候ではありませんが、地震もありませんのでその点は安心できます。

言語について

シンガポールの公用語は英語です。そのため、シンガポール人の多くは英語を流暢に話しますが、日本で学んでいる英語とは少々異なります。いわゆるシングリッシュと言われておりますが、シンガポール人の英語は発音が独特であり、中華系の人種の方も多いことから中国語が英語の会話の合間に聞こえてきます。最初はシングリッシュの発音に四苦八苦する駐在員も多く、言語が慣れるまでストレスを感じてしまう人も少なくないです。こればかりは時間をかけて慣れていくしかありませんが、シンガポール人は温厚な方が多く、一度で聞き取れなかったとしても優しくもう一度行ってくれる方が多いです。(少なくても私の周りにいるシンガポール人の方々は非常に優しいです)なのでその点はそこまで心配しすぎなくても良いかもしれません。

食事について

シンガポール人はあまり自炊をしません。そのためホーカーという日本の屋台のようなものが色々な場所にあり、そこにはシンガポール料理、中華料理、インド料理、日本料理など様々な国の料理を提供しているお店があります。値段も非常にお手頃で大体S$3-5(約240円-400円)で買うことが出来ます。シンガポールは物価が非常に高く、室内のレストランで食事をすると簡単にS$20(約1,600円)くらい入ってしまうため現地のシンガポール人にとってはホーカーでの食事が一般的です。日本人の味覚にも合うお店もたくさんあるためお気に入りのお店を見つけておくことが食費を抑えるポイントと言えるかと思います。

日本人の方々は自炊をされる方も多いかと思います。シンガポールには日本の高島屋、伊勢丹、ドンドンドンキ(日本のドン・キホーテが展開)など、日系のお店も進出しており、特にドンドンドンキは値段的には日本よりは高いもののシンガポールの物価を考えるとリーズナブルに設定しているため重宝している日本人も多いかと思います。シンガポールローカルのスーパーマーケットとしてはFair priceやCold Storage, Sheng Siongなど様々なスーパーが展開しております。Sheng Siongが特にローカルの方々に利用されており、Fair priceやCold Storageが駐在員のご家族が良く利用しているというイメージが強いです。全体的な価格帯としてはSheng Siong<Fair price<Cold Storageとなっており、食費を抑えたい場合はSheng Siongで日用品を購入して、売っていないものについて他のスーパーで購入するのが良いかと思います。日系のスーパーで日用品を常に購入していると家計が破産してしまいますのでご注意ください。

日系のレストランも多くシンガポールに進出してますので日本食を手に入れるのに苦労することは少ないかもしれません。ただし、日本と比べると価格は高くなっています。

医療について

シンガポールは医療機関が充実しています。日系の病院も多数あり、日本語での受診も可能となっています。医学用語は英語ではなかなか難しい場合も多いと思いますのでその点安心が出来ます。また、シンガポールで出産を経験される場合もあるかと思いますが、日本人の産婦人科の先生もおりますので安心して出産にも挑めると思います。

メイドについて

日本人のご家庭ではメイドを雇っている家庭は少ないかもしれませんが、シンガポールではメイド文化が広がっています。そのため特に夫婦共働き家庭ではメイドを住み込みで雇っており、家事から子供の世話まで任せている場合が多いです。雇用費用としてはメイドの給与にもよりますが、大体月S$1,000(約80,000円)で雇用することが可能で、国籍としてはフィリピンやインドネシア、ミャンマーなどが多いです。そのためシンガポールの住居ではメイド用の部屋が備わっていることも多く、私の家では物置として利用していました。私自身1年ほどメイドを雇用しておりましたが、家事をやってくれるありがたみと共に、メイドとの関係構築で非常にストレスを感じたことも多々ありました。最終的に子供の世話の最中に携帯を使用していたことが発端で解雇することになりましたが、その後は何とか夫婦で力を合わせて家事・育児に取り組んでおります。当時は色々大変でしたが、今となってはいい経験が出来たかと思います。

犯罪について

シンガポールは非常に取り締まりが厳しいこともあってか犯罪の発生率は日本よりも低いと言われています。実際に5年ほどシンガポールに滞在して、身の危険を感じたことは一度もありません。一度財布を落としてしまったことがあったのですが、中身がなくなることなく無事返ってきたこともありました。

学校について

シンガポールにおいてはローカル校、インターナショナルスクール、日本人学校の3つが選択肢になると思いますが、駐在員のお子様の多くが日本人学校を選択している場合が多いです。まずローカル校へ入学させているケースはほとんどないかと思います。(そもそも門戸がそこまで開かれていないようなのですが、他のブログで詳しく記載している方もおりますのでここでは割愛いたします。)また、インターナショナルスクールについては非常の多くの学校が存在しておりますが、どれも従業料が非常に高額となっております。駐在員の場合学費については会社からサポートを受けているケースが多いと思いますが、サポートの上限が日本人学校の授業料を上限としているケースが多いためインターナショナルスクールを選択すると金銭面で厳しいと言えます。日本人学校の毎月の授業料が50,000円くらいなのですが、インターナショナルスクールですと、その3-4倍はかかることになるため自己負担が重くなります。その結果日本人学校を選択される方が多いのではと思います。

シンガポールの日本人学校は世界的に見ても規模が非常に大きく、シンガポール島内には小学校が2校、中学校が1校、早稲田系列の高校が1校あります。人数的にも日本の学校と遜色ないほどの規模となっています。また、昨今のコロナによって一時学校に登校できない時期もあったのですが、生徒一人ひとりにPCを貸与して家にいながら授業を進めることが出来ていたりとITインフラもしっかりしている点が、非常に優れていると思います。日本では学校に登校できない間はプリント学習しかできなかったという事も聞いていますので、その点シンガポール日本人学校ではオンライン導入がいち早く出来ていました

また、海外にいるメリットを活かして、英語教育にも力を入れており普段の学校生活においても英語に触れる機会と多いこともメリットと言えます。通常は日本の教育課程に基づいて授業を行っているため学校の授業だけで英語がペラペラになるという事は難しいですが、幼少期から英語に触れる機会があるというのは子供たちにとって非常に貴重な経験になることは間違いありません

習い事について

子供の習い事として多いのはスポーツ(サッカー、野球など)や学習塾、水泳、ピアノなどです。特に小学校はシンガポールで過ごして、中学校に上がるタイミングで日本に帰国、中学受験をするという方が多く見受けられます。そのため学習塾は充実しており、様々な日系の塾がシンガポールにあります。ただしシンガポールの物価ベースでの塾代となっているため非常に高額となっています。塾に限らず習い事は日本と比べてシンガポールでは非常に高額になります。

移動手段について

シンガポールの一般的な移動手段としてはタクシー、電車、バスです。特に電車とバスは日本と比較して非常に安価に利用することが来ます。タクシーについては流しのタクシーはほとんどおらずアプリで予約して利用することになります。以下の記事にも記載していますので参考にしていただければと思います。

シンガポールで移動に関する便利な携帯アプリ
シンガポール経理マンです。今回はシンガポールで生活する上で便利な携帯アプリを紹介します。1つ目は『SG MRT』というアプリです。シンガポールは電車が非常に便利で路線もオレンジや赤、緑といったように色で識別されているため乗り換...
まとめ

シンガポールでの生活環境について色々と書いてきましたが、結論としてシンガポールは非常に住みやすい国と言えると思います。国自体が犯罪が少なく安全なため家族と一緒にシンガポールに来ても安心できますし、教育、医療の面でもしっかりとしています。もしシンガポールに駐在する機会があるのであればぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

内容が非常に長くなってしまったので今回は生活環境偏という事で記事に致しました。

これからシンガポールに駐在する方々の参考になればいいなと思います。

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