シンガポール経理マンです。
以前「生活環境偏」という事でシンガポール駐在を振り返ってみました。

今回は「投資編」という事で記事にしたいと思います。
投資について
シンガポールの金融について
シンガポールは世界有数の金融大国と言われています。
米国の金融雑誌であるGlobal finance誌が発表しているWorld’s Safest Bank 2020(世界で最も安全な銀行ランキングによると上位はヨーロッパにある銀行が占めているのですが、アジアに注目すると14位 DBS BANK、15位 OCBC 、17位 UOBといったシンガポールの銀行がアジア上位を独占している状態です。シンガポールに銀行口座を開設する場合、要件が厳しくなってきており、基本的にシンガポールにおいて住所を要していないと銀行口座の開設が出来なくなってきております。世界有数の銀行に口座を持てるという事だけでもシンガポールに赴任するメリットといっても過言ではありません。
また、シンガポールのローカル銀行のみでなく、Standard Chartered Bankなどの外資銀行もシンガポールに支店を有しており、銀行口座を開設することが可能となっております。ちなみに私はシンガポールにおいて投資をするにあたって、手数料等を比較した結果、Standard Chartered Bankを利用しております。
ちなみに駐在員のご家族がシンガポールで銀行口座を開設することももちろん可能です。具体的な開設方法は以下の記事に記載しておりますので参考にしていただければと思います。

シンガポールの投資について
シンガポールは投資するには非常に適した国です。
日本では投資で発生した利益や配当金に対して税金がかかってきますが、シンガポールでは税金はかかりません。そのため日本で投資するように非常に有利な条件下で投資をすることが可能です。
シンガポールでは日本のように証券会社に口座を開設して株投資をするのみでなく、銀行において証券口座を開設して投資をすることも可能です。私は実際にStandard Chartered Bankにて証券口座を開設して株投資をしています。また、こちらの銀行においてはシンガポールから出国した後も投資を継続することが出来ますのでその点もお勧めです。もちろん日本に帰国した場合は投資にかかる税金は日本の税制ベースになります。
シンガポールにおいては、シンガポール銘柄のみでなく米国や日本など世界中の銘柄に投資することが可能です。ただせっかくシンガポールにいるので日本では取り扱っていないシンガポールの銘柄に投資するのもお勧めです。特にシンガポールの場合はREIT(不動産投資信託)が非常に高利回りかつ好業績な銘柄が多く、しっかりと銘柄分析をして投資をすればねインカムゲインとキャピタルゲインの両方を目指すことも可能です。シンガポールリートの場合配当利回り4-6%も珍しくなく、しかも配当に税金がかからないためそのまま手元に入ってくることになります。シンガポールリートは日本で取り扱っていない銘柄も多いためシンガポールにいる間にシンガポールリートへの投資に挑戦するのもお勧めです。シンガポールリートにどんな銘柄があるの下記になる方は下記の記事に具体的な銘柄の検索方法を参考にしてみてください。

シンガポールリートの銘柄分析を行った記事もありますので参考にしていただければ幸いです。
まとめ
今回はシンガポールでの投資について書いてきましたが、結論としてシンガポールは投資に非常に有利な国と言えると思います。一番大きいのは投資で得た利益に税金がかからないという事かと思います。日本ではNISA枠内のみ非課税化と思いますが、シンガポールではその上限がありません。そのためシンガポールにいる間に株投資を開始して、駐在期間の入金ボーナスと合わせて投資額を伸ばしていく事をお勧めします。
これからシンガポールに駐在する方々の参考になればいいなと思います。
コメント
いつも拝読させて頂いております、有益な情報ありがとうございます。
シンガポール経理マンさんのブログを拝見し、シンガポールリート投資を始めてみました。
同じSCの証券口座を利用しています。
最近SCからメッセージで確定申告(対象はリート税)をして下さいというメッセージが来たのですが、 毎年確定申告は必要となるのでしょうか?
shoさん
いつもブログを見ていただきありがとうございます。シンガポールリート投資のきっかけになることが出来大変嬉しく思います。
SCから確定申告の連絡が来たという事ですが、あいにく私のところにはそのようなメッセージは来たことがありません。。
シンガポールの税制としては毎年個人の確定申告は必要になってきますが、株取引に関しては売却益も配当にも税金はかからないと思いますので確定申告をしても税納付が必要になったりすることはないと思いますが、手間かと思います。もし私がこのようなメッセージを受け取ったらなぜ必要なのか、どのように確定申告を必要なのかという事をSCに問い合わせをすると思います。参考になるような返信が出来ず申し訳ございません。
引き続きシンガポールリート投資で試算を共に積み上げていきましょう。